じゃぽにかは、今や世界を股に挟んで活躍するハイパーアーティスト集団になった。ドクメンタ14、ベニス・ビエンナーレ、ミュンスター彫刻プロジェクト。これらを完全制覇である。10年に一度のワールドーツアーという様相を呈した今回のじゃぽにかは、三億年の時を超えたゴキブリを召喚し、世界を挑発する。ヨーロッパの少年少女は、ゴキブリが好きだ。つまり「ゴキブリ/じゃぽにかはヨーロッパが好き、ヨーロッパもじゃぽにかが好き。」ということなのだ。
(註:本トークでは、じゃぽにか目線でカッセル・ミュンスター・ベニス・アテネの滞在報告を行います。旅の参考になどに是非。お役立ち情報にご期待ください。)
【詳細】
・日時:2017年8月5日(土)19:00〜21:00
・料金:前売り1,500円(d/500円)、当日1,800円(d/500 円)
・場所:COCONANI左←→右
(住所:東京都渋谷区神宮前4-25-3、表参道ヒルズ裏)
じゃぽにか
2002年、美術予備校で知り合ったアルシン、ダイスケ、サー君、ゴロー、杉様、ともちゃん(有賀慎吾、鈴木大輔、坂上卓男、村山悟郎、杉田陽平、永畑智大)等によって結成。
「悪ふざけやパロディ、そして軽薄なシミュラークルを撒き散らかすアート集団」を自称し、SNSと展示空間を横断する活動をつくりだしている。「炎上アート集団」「悪ノリアート集団」などと評される。
主な活動としては、「第17回 岡本太郎現代芸術賞」(2014年、川崎市岡本太郎美術館)特別賞を授賞した「悪ノリSNS『芸術は炎上だ!』」のほか、主な個展に「じゃぽにかぱみゅぱみゅのじゃぽにかぱみゅぱみゅーじあむ」(2013年、art center ongoing)、「じゃぽにかの誰でもデュシャン☆」(2014年、ギャラリーバルコ)、「じゃぽにか最後の個展「普通のトモダチに戻りたい」」(2015年、art center ongoing)、「じゃぽにか国真理教 〜TAVサティアン 僕たちを追い出さないで〜」(2016年、TAV GALLERY)などがある。
(ウィキペディアより転載)
花房太一(美術批評)
1983年岡山県生まれ、橘今保育園、岡山市立西小学校、岡山大学教育学部附属中学校、岡山県立岡山大安寺高等学校、慶應義塾大学総合政策学部卒業、東京大学大学院(文化資源学)修了。牛窓・亜細亜藝術交流祭・総合ディレクター、S-HOUSEミュージアム・アートディレクター。その他、108回の連続展示企画「失敗工房」、ネット番組「hanapusaTV」、飯盛希との批評家ユニット「東京不道徳批評」など、従来の美術批評家の枠にとどまらない多様な活動を展開。個人ウェブサイト:hanapusa.com